
沖縄モズク由来フコイダンの抗肥満および抗ガン性の特性について
熊本県立大学環境共生学部環境共生学科栄養指導室教授 奥田拓道先生
フコイダンは肥満を予防し、脂肪肝の発生を阻止する。その作用は食事に含まれる脂肪の吸収を、膵リパーゼの作用を軽く抑えることによって遅らせるというものである。
現在、抗ガン物質発見の方向には2種類が存在する。その1は、ガン細胞に直接振り掛けてガン細胞が死に至るか否かを探り、死に至り且つ副作用の少ないものを抗ガン物質とするものである。その2は、ガンに罹っている患者さんに与えて効くものであり、副作用はなく、またガンに直接振り掛けても死ぬことはない。
ガンは、人体内の正常な細胞がなるのであって、感染細胞ではない。感染細胞なら人間の細胞にはない特殊な物質(例えば細胞壁)があり、この物質の合成を止めるものが抗生物質になる。しかしガン細胞には、正常な細胞と異なる物質は存在しない。ただ量的な差が存在するだけである。
人間には誰でも、ガンに対する抵抗力がある。NK細胞に代表される免疫力やガン周囲の血管新生の阻止である。私は、ガンに対する抵抗力を強めるものこそ、真の抗ガン剤であると信じてフコイダン等の研究を行ってきたので、その詳細を発表したい。
