
長命草(ボタンボウフウ 主成分=クロロゲン酸類)に高い高酸化作用を確認
ファイトケミカル研究会では、産官学連携研究の一環として行われた研究成果の第一報「クミスクチンエキスに高含有のロズマリン酸を確認」を本誌第3号で報じたが、このほど新たに沖縄産薬草「長命草(ボタンボウフウ)」のエキス末(主成分=クロロゲン酸類)の高い高酸化作用を渇ォ縄発酵化学との共同開発で確認した。
長命草は、沖縄では若葉を摘んで食用にするので「食用防風」の別名もあるが、方言ではチョーミーグサ(長命草)という。その名前からもわかるように「高血圧・動脈硬化・神経痛・リウマチ・肋骨炎・咳・喘息・百日咳・発熱」などへの薬効が伝えられてきたセリ科植物である。
長命草の主要成分クロロゲン酸類(クロロゲン酸とネオクロロゲン酸)は抗酸化作用をもつポリフェノールで、コーヒーなどにも含まれるが、長命草の含有率は遥かに高い。抗酸化作用の他に「抗肥満作用、糖尿病予防作用、発ガン物質生成防止作用」などの効果も報告されている。また、琉球大学、沖縄県工業技術センターなども参画した「平成10年度地域コンソーシアム研究」では、下図に見るとおり高いヒドロキシラジカルの消去活性を示した。
植物性抗腫瘍剤開発への活用が期待される。
ヒドロキシラジカル残存量 (平成10年 地域コンソーシアム報告書<琉球大学試験結果>より)
