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がんは闘うものではありません

がんを告知されることは、まっ暗闇のなかに一人で放り出されたようなものです。下手に一歩踏み出すと、そこには断崖絶壁があるかもしれないと思ってしまいますから、怖がるなといっても、それは無理なことかもしれません。恐怖心を克服するためには、まずは暗闇のなかに少しでも明かりを点すことが必要です。

がんは悪者でしょうか?

がんは悪者でしょうか?

まずは質問します。「がんは、悪者でしょうか?」。毎年30万人もの人を死に追いやり、その家族や友だちを悲しませる元凶だから、悪いに決まっていると答える方も多いでしょう。がん治療をしている方や、家族などをがんで亡くした体験があれば、憎んでも憎みきれない敵だと感じるかもしれません。事実、患者さんや家族の方ばかりでなく、がんを治療する側も、がん細胞をとんでもない悪者として、メスや抗がん剤、放射線で殺してしまうことを治療の手段としてきました。
しかし、がんは本当に悪者なのでしょうか?


がんはどこからやってくるのでしょうか?

がんはどこからやってくるのでしょうか?

もう一つ質問しましょう。「がんは、どこからやってくるのでしょうか?」。がんはどこかで伝染したものではありません。自分の体の細胞が突然異変を起こし、増殖にブレーキが効かなくなった病気なのです。がんは、ほかならぬ自分そのものなのです。

突然変異を起こした原因は、簡単にいえば、喫煙や飲酒、毎日の食事、ストレスなどの日々の習慣です。つまり、がんは糖尿病や高血圧といった生活習慣病に分類されてもいいわけです。糖尿病や高血圧なら、食事指導など生活へのアドバイスが治療の一つとしてあるわけですが、がんの場合には、医師も患者もひたすらがん細胞を排除することに力を注ぎます。


生活習慣を見直そう

生活習慣を見直そう

がん細胞が自分を痛めつけるようになったのは生活習慣が原因ですから、がんを悪者として排除するばかりを考えていては、がんを治すことはできません。時には、手術などのがん治療も必要ですが、根本原因は生活習慣にあることをしっかり認識し、よりよい生活に変えていかないと、どんな治療でもその場しのぎのものになってしまいます。

そのことをしっかりと頭に入れて、がんとは何かを勉強することが、足下の明かりになるのです。
真っ暗な時は、目の前に崖があるのではないかビクビクしながら、すり足のようにして前進しなければなりませんが、足下を照らす明かりがあれば、じっと目をこらしているうちに、意外に平坦な道が続いていることに気づくものです。

【参考文献】医学博士九段クリニック院長 阿部博幸
『医者も教えない! 抗がんサプリメントよく効く選び方と飲み方』(株)主婦と生活社

がんは闘うものではありません心との関係心のガイドライン

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