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心のガイドライン

心のガイドライン

1996年にMemorial Sloan-Kettering Cancer Centerのホランド博士がまとめた、がん患者へのガイドラインがとても分かりやすいので、がんになった方がどんな心がまえで治療に臨めばいいのかを紹介しましょう。

(以下、『新精神科選書A サイコオンコロジー がん医療における心の医学』<診療新社>を参考にしました)


「がん=死」という言葉を信じない

「がん=死」という言葉を信じてはいけない。今日では、多くのがんが治療可能である。また、がんの種類によっては、新しい治療法の実用化までの長い期間、がんをコントロールできるものもある。

自分を責めない

自分のせいでがんになってしまったと思い込んではいけない。がんを進行させてしまうような性格、感情状態、つらいライフイベントについてはいまのところ証明されていない。

問題解決方法を試す

情報を収集したり、他人と話をしたり、気分を落ち着かせる方法を見つけるなど、過去に問題解決の助けになった方法をまず信頼すべきである。そしてそれらが役立たなかったら、援助を求めるべきである。

無理して前向きにならない

いつも前向きの考え方ができないからといって、自分を責める必要はない。どんなに適応能力がある人でも、なかなかそうはいかないものである。うまく適応できないことが健康に悪影響を及ぼしたということは証明されていない。しかし、あまりそれが重度であれば、援助を求めた方がいい。

他人のサポートを求める

自分にとって助けになるなら、支援団体や自助グループのサポートを得るのもよい。それが経過に悪影響をおよぼすことはない。

メンタルヘルスの専門家に相談する

メンタルヘルスの専門家に相談することをためらう必要はない。それは精神的な弱さではなく、むしろ強さのサインなのである。それが症状と治療を受け入れやすくしてくれることもある。

感情をコントロールする

瞑想やリラクゼーションといった、感情をうまくコントロールする方法を利用すべきである。

医師と信頼関係を築く

何でも質問できて、互いに尊重と信頼しあえる関係を医師とも間に築き、治療上のパートナーになってもらう。そして、薬物治療においてどのような副作用があり、それをどう対処するか質問する。先を見越して問題に取り組んでおくことは、それが実際に起こったときの対応を容易にする。

悩みを秘密にしない

(がんに対する)悩みを、もっとも親しい人物に秘密にしてはいけない。医師と治療について話し合うときは、その人物に一緒に来てもらうとよい。ある調査によると、不安が強いときは、医師の説明を聞いて理解することができなくなる。第三者があなたの理解を助けてくれるだろう。

宗教的な深遠を持つ

スピリチュアルあるいは宗教的な信念をもう一度探り、過去にあなたを救ったことを実行してみる。それがあなたを慰め、さらに病気を経験する意味を見出させてくれるかもしれない。

【参考文献】医学博士九段クリニック院長 阿部博幸
『医者も教えない! 抗がんサプリメントよく効く選び方と飲み方』(株)主婦と生活社

がんは闘うものではありません心との関係心のガイドライン

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